|
| 解離性遁走 |
突然放浪し、過去の出来事に関する想起は不能になる。自分が自分であることに混乱する(自己同一性の混乱)、または新たな自己同一性を装う。本人にとってはこの状態が苦痛で、社会的機能に障害がある。
本人は、遁走期間中の記憶が無いが、遁走期間中は、日頃、本人がするとは思えないような行動であろうとも、周囲からすれば、受け答えも正常な故、周囲が気付く事はほとんどない。 稀に、数年単位での遁走をする場合がある。が、同じく記憶は無く、その人格として、生活をするケースもある。(遁走期間中は、その前の記憶が無い事もしばしば見受けられる。)
遁走時の記憶が、場合によっては、思い出されることもあるが、それも稀なケースであり、 たいていの場合は、「事実」としての記憶であり、感覚、実感は無く、それが苦痛になり、社会的機能に障害をきたす場合もある。 |
|
|
| 解離性同一性障害 |
| 明確に区別できる複数の人格が同一人に存在し、それらの複数の人格が本人の行動を支配する。解離性健忘を擁している場合が多く、重症になると人格が変わる度に本人の重要な個人情報を日常的に想起することができず、他人格の記憶を想起出来ないがゆえに患者は苦しむ。あるいは他人格は存在するが、それぞれの人格でいる間の記憶の互換性には殆ど支障がなく、他人格同士の変換や並立・対立、内面から他人格の声が聞こえる、他人格の行動の傍観を自覚する等、それらのぶれや制御に悩まされている場合もある。記憶については過去の重要な情報の一部が抜け落ちている者もいる。その情報とは、本人にとっては忘れたい程の辛い過去や、人格が解離するに至った要因がある時期の記憶であるケースが殆どである。臨床例では日常的に記憶喪失が顕著な重症者よりも、後者の同一性の混乱を自覚する中軽症者が数的には多くを占める。中軽症者は日常的な記憶には問題がない為、おかしいとは思いながらも長い間、それが疾患であると気づかなかったという者も少なくはない。他人格には本人の渇望する、自由奔放さや強さ、甘えられる存在を代理する者が主である事が特徴で、その為に幼児や異性の他人格等もよくみうけられる。 |
|
|
| 離人症性障害 |
自分の精神過程または身体から遊離して、あたかも自分が外部の傍観者であるかのように感じる持続的または反復的な体験をする。 離人体験の間も、現実検討能力は正常に保たれている。離人症状で苦痛があり、社会機能に障害がある。
「離人感」等と称されるものは、元来、人間が持っているものであり、その顕著な例は 「映画など、集中してみている時、周囲の呼びかけが聞こえない」等、日常に付随した事であるが、 それが、慢性化し、日常生活に支障をきたすような場合、「障害」とされる節がある。 解離性障害とは、密接な関係である反面、他の人格障害などの一例として、「離人感」があることも報告されている。 |
|
|
| 解離性昏迷 |
| 随意運動、発語、光・音・接触への正常反応は、減弱または消失する。 筋緊張は正常で、静止姿勢・呼吸機能は保持されている。 |
|
|
| トランス |
| 人格同一性の感覚が消失する、身辺状況の認識・関心が狭小化するなど、意識状態が一過性に変化する。離人症状で苦痛があり、社会機能に障害を起こす。 |
|
|
| 憑依(ひょうい)障害 |
| 霊・神などの他者に取りつかれていると確信する。ただしこれは宗教的な意味合いを持つこともあるため、一概に「障害」と言えるものであるのかという考えもある。 |
|
|
| 解離性運動障害 |
| 通常は随意的統制下にある運動能力が失われる、または、運動失調を示し協調運動が障害されたり、介助なしで起立したりできない。 |
|
|
| 解離性けいれん |
てんかん発作に似る痙攣であるが、意識消失は見られない。咬舌・転倒による打撲・尿失禁もない。
解離性知覚麻痺・知覚脱失 [編集]
ある皮膚感覚が部分的に麻痺したり完全脱失する。皮膚感覚ではなく、視覚・聴覚・嗅覚が障害されることもある。 |
|
|
| 解離性転換性障害 |
| 転換症状を示す解離性障害。 突然昏睡状態に陥り、3~6時間ほど意識を失ってしまうことが多い。 身体症状としては、身体が思うように動かせなくなる、声が出なくなる、目が見えなくなるなど。 精神症状としては、体と心が分離したかのような状態になり、一定の時間の間に自分がとった言動に関する記憶が想起出来なくなる。これを解離反応と言う。 |
|
|
| ガンザー症候群 |
| 曖昧な受け答えや前後の文脈と関係のない的外れな話をしたりする。留置所・刑務所のような閉鎖的環境の中で発症することが多く、「拘禁反応」の一種とみなされている。 |
|
|